パリのレンタル自転車「velib(ヴェリブ)」が超便利!使い方と注意点

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以前書いた「velib(ヴェリブ)が怖いので利用できなかった3つの理由」という記事で、フランスでは自転車は車両扱いなので「車線が反対だからなれなくて怖い」だの「交通ルールがわからないから怖い」だの理由をつけて尻込みしてました。

でも物は体験と、今回チャレンジしてみましたが、思いの外便利で、メトロよりも自転車にたくさん乗ったし、「velib(ヴェリブ)」があったおかげでメトロと徒歩よりも行動範囲が大幅に広がりました。

一週間以下の短期滞在で、できるだけたくさん回りたい方は是非チャレンジしてみてください。

ちなみにこの情報は、昨年2017年11月時点の情報で、velib(ヴェリブ)は11月以降、車体とサイト、アプリもリニューアルしたようなので、古い部分もあるかと思いますが、参考にしていただければと思います。

velib(ヴェリブ)に乗る前に覚えておきたい交通ルール

まず、フランスでは自転車は「車両」です。日本の場合、車道でも歩道でも無秩序に走っていますが、フランスでは自転車は車と一緒で、歩道を走ってはいけません。

そして、必ず車道の右側を走ること。

車道は南や北など、ある方角への一方通行になっている場合があり、逆走したくなる時もありますが、逆走は交通違反です。見つかれば罰金を取られます。自転車専用レーンがある場合でも、逆走してはいけません。

道路によって自転車専用レーンがあったりなかったり、バスと自転車レーンが一緒になっていたりします。自転車専用レーンがない場合は、車と一緒に走ることになります。

パリのバスと自転車レーン

運転が乱暴な車もありますし、フランス人がこぐ自転車のスピードは想定外の速さです。馴れないのに地元民と同じノリで、トップスピードを出して走ると危険です。フランス在住の方によると、自転車と車の事故もよくあるそうなので、たとえ少し遅くても安全運転で、車とはできるだけ接触する危険のない走り方を心がけてください。

あと、雨の日は特に石畳の道が滑りやすくなり、視界も悪くなるので利用はなるべく避けた方が良いかもしれません。

パリの交通ルールについては、こちらの動画がとても参考になります。

レンタルに必要なもの

支払いはカード決済なので、VISAかMasterのクレジットカードが必要です。ステーションにある利用端末「ボルヌ」はICチップ付きのクレジットカードでないと利用できないのですが、ネットで買う場合はどうなんでしょう?まあ、海外旅行へ行く時点で、防犯上ICチップ付きのクレジットカードを持っていくことが懸命だと思います。

ヴェリブをレンタルするならスマホアプリが便利

velib(ヴェリブ)を使う手順は人それぞれですが、私はまずスマホアプリを日本で事前にダウンロードしておきました。

velib

velib
開発元:Vélib’ Métropole
posted withアプリーチ

スマホアプリでは、ヴェリブを利用するための利用登録とステーションの位置確認、ステーションの自転車の残り台数、またステーションに自転車を戻せる場所はあるかどうか確認することができます。

ヴェリブを使うには、まず始めに利用登録を行います。利用登録はステーションにある「ボルヌ」という端末操作でもできますが、利用登録と自転車のレンタルの操作は別メニューになっています。

アプリで利用登録していない場合は「ボルヌ」で利用登録(決済はクレジットカード)した後、自転車の貸し出しの操作をします。

利用登録はアプリがなくても「ボルヌ」で済むわけですが、私が操作した感じでは、自転車の貸し出し操作も結構煩雑だなという印象がありました。

それに、場所や時間帯によっては後ろに人が並ぶかもしれません。日本ほどせっかちでなくても、焦りますよね。焦っている時に、馴れない端末で利用登録をして、自転車の貸し出しの操作をして・・・なかなか落ち着いてできるものでもないです。

観光客でお金持ってそうなアジア人が街中でクレジットカードを人目に晒すのは避けたいし、万一クレジットカードが端末に吸い込まれて出てこないなんてことになるのも怖いので、利用登録は事前に宿でアプリを使って済ませておきます。

余談ですが、あるステーションで旅行者らしき外国人親子がボルヌで利用登録がうまくできなかったらしく、何度も格闘しているのを後ろで見てました。言葉がわからないので教えてあげることもできなかったんですが、ボルヌもちょっとややこしいです。

ボルヌでの利用登録の手続きの方法は、こちらの動画がとても参考になります。

利用料金

2017年11月時点では、1日と7日間のレンタル期間で、登録料として

  • 1日/1.7ユーロ
  • 7日/8ユーロ

使用開始から30分間は無料(利用料金はかかります)で、30分経つと、以降30分ごとに1ユーロずつ使用料が加算されます。

私は7日間も滞在しなかったため、1日分をアプリで毎日購入してました。路駐は何となくなくなったりしないか怖かったので、目的地付近のステーションで返却してました。なので乗車時間は30分以内だったので、登録料以外は支払っていません。

利用登録時にID的な8桁の番号が発行されるのと、自分で4桁の暗証番号を設置しますが、どちらの番号もレンタル時に端末で入力しなければならないので、メモして持参することをお忘れなく!

※料金体系は少々変わっているかも知れません。ご了承ください。

さあ、ヴェリブを使ってみよう!

利用登録の手続きもしたし、さあ使おう!どの自転車にしようかな・・・と自転車を見渡してみると、チェーンが外れたものや、サドルがないもの、またサドルが反対に向いていたりするもの、サドルがやったらめったら高くしてあるもの・・・色々あるんですが、とにかく状態があまり良くない…

ボルヌに自転車の番号を入力するために、使える自転車を探す作業から始まります。

自転車がきちんと使えるものかどうか、まずこれを確認してください。

  1. タイヤがパンクしていないか、空気はちゃんと入っているか
  2. チェーンが外れていないか
  3. ブレーキがちゃんと効くか
  4. 鍵(ワイヤー式)が壊れていないか
  5. カゴがガタついていないか(買い物した荷物を入れたければ、ガタついてないものを)

実際、ステーションで9台止まっている自転車の状態を確認した時、9台中1台しか乗れるものがなかったこともあります。

サドルが反対に向いているものは、壊れている自転車です。また、予約されている自転車は赤いランプが点灯しており、レンタルすることができません。

乗れそうな自転車を見つけたら、番号を覚えておいて(メモしておくと確実。私は端末を操作している間に番号を忘れちゃったことがあります汗)ボルヌで自転車の貸し出し操作をします。

ヴェリブの番号

利用端末「ボルヌ」の使い方

ヴェリブのステーションに行くと、液晶画面がついた柱があります。これが利用端末、ボルヌ(Borne)です。

ヴェリブのステーション

端末の仕様はステーションによってまちまちで、最新のものは日本語にも対応しているようです。さて、レンタルの手順をご説明していきます。

1.右下の「Langues」メニューで、日本語か英語を選択します。この端末は日本語にも対応していますが、端末によっては日本語対応しておらず、画面が小さいものもあります。

ヴェリブのステーションの端末「ボルヌ」

ボルヌは、画面下にあるキーパッドで操作しました。

ヴェリブのボルヌ

2.Access the service(Acceder au service)を選択

3.利用登録時に発行された8桁の番号を入力し、緑色のV(validate)ボタンで確定する

4.利用登録時に自分で決めた4桁の暗証番号を入力し、Vボタンで確定する

5.次の画面では、自転車を借りるので「take out a bike」を選択

6.レンタルに関する規約画面が表示されるので、Vボタンで同意する

7.レンタル可能な自転車の番号が表示されるので、番号を押して、Vボタンで確定する

8.レンタルした番号の自転車の所まで行き、ボタンを押して自転車のロックを解除。そして引き出す

ヴェリブのロック解除

サドルの高さを合わせたらレッツゴー!

自転車の選び方から、レンタルの手続きはこちらの動画がとても参考になります。

自転車をステーションで返却する

自転車は、どのステーションでも返却できます。自転車をステーションに返すのは簡単。空いてる場所の柱にある差し込み口に自転車を差し込みます。

自転車を差し込んだ後、ランプが「緑色」に変わることを必ず確認してから立ち去ってください。ここでランプが緑色の変わらなければ、正常に返却されていません。

差し込み方が悪ければ赤色になるので、もう一度しっかり差し込み直してください。もし緑色に変わらないまま立ち去ってしまうと、最悪の場合150ユーロの保証金を支払うことになります。

差し込んでからしばらく経たないと、ランプが緑色に変わらない時もありました。あれ、緑色に変わらないな・・・と思ったら、少し待ってみてください。

ヴェリブのステーションに返却
ヴェリブの返却方法は、こちらの動画がとても参考になります。

ヴェリブを使ってみた感想

私は4日間のパリ滞在中、毎日ヴェリブを使いましたが日々の移動にとても便利でした。今日はマレ地区に行くけれども、行く前に反対方向のスーパーで買い出しを済ませておきたい時にも、徒歩やメトロに乗るより大幅に時間短縮できました。

乗っている最中は、やっぱり車が怖かったです。細い道や路駐の多い道は、車が来ないうちに逃げるように走ったり、バスと自転車レーンが共存している所なんかは、真横を大きなバスが通ったりして生きた心地がしなかったり。

また、ステーションで自転車を探している時に、返却しに来た現地人が「(この自転車は)パーフェクト!」と言ってくれるもんだから、お礼を言って乗ったら結構ガタついていて、パーフェクトの基準の違いに苦笑したり。

パリの道に不慣れなので、目的地まで一直線かと思ったら反対側に一方通行だったりして、逆走しないよう車道がどちらの方角に一方通行なのか、ちょいちょい停車しながらGoogleマップで確かめなければならないのが面倒くさかったです。

どういうことかというと、下の画像はGoogleマップの画像ですが、道に小さな矢印がついているのがわかるかと思います。クリックかタップで拡大できるので、見てみていただきたいのですが、これがざっくりとした車道の進路方向です。

私はセーヌ川沿いの車道を一直線にアラブ世界研究所まで行きたかったのですが(画像の赤線のルート)、そうしようとすると逆走してしまうことになるという事実が道路を見て判明。邪魔にならないところで停車しGoogleマップで方向を確認。

橋を渡り、右岸に迂回してサン=ルイ島を渡り辿り着いた(画像の青線のルート)のですが、土地勘がないと、車道の進行方向がわからないのでこういう面倒なことが何度かありました。

Googleマップで見たパリの車線方向

タップかクリックすると拡大できます

あと、夕方暗くなってきた時にステーションで画面が小さいボルヌ(利用端末)にぶちあたると、何度も操作を間違えてしまい焦りました。暗くなってからはライトが着くとはいえ視界も悪くなるので、自転車の利用は控えた方がいいかなと思います。

そんな面倒なことはあるけれど、セーヌ川沿いのサイクリングは最高に気持ちよかったし、使いこなせていると、ちょっとパリの人に近づいたような気分になってきます。

新しいヴェリブは電動式の自転車もあるようなので、くれぐれも事故に合わないよう気をつけて、ぜひ挑戦してみてください!

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